本紙関係者座談会~調整場面で拾う銘柄を探す

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

医薬品の見直し、MCJ再増額期待

― 前回集まったときは膠着状態だったけど、そこから状況が一変したね。
H 米大統領選では、トランプ氏勝利なら円高から暴落が評論家含めての多くの見方だったからね。9日の投票集計過程で日経平均は大きく値を下げたが、欧米の市場が立ち合いを開始した後から状況が一変した。ナイトの225先物やオプションで素早い行動ができた投資家がその後の上昇相場の初動で乗れた感じだね。
T でも大半の個人投資家は今回の上昇相場に乗れていなかっただろうね。初動で乗れなかった方は今後、調整ある場面でどの銘柄を狙うかになる。ただ、下落しても電機、自動車、資源、鉄鋼、化学、海運、金融などといった業種の上昇トレンドは変わらないので、押し目は果敢に拾えると思う。
― それでは個別に銘柄を挙げてもらおう。
K この相場で調整していたグループが逆に買われる場面がくると思う。例えば、医薬品は下落傾向が続いていたが、武田薬品工業(4502)や塩野義製薬(4507)とかは底打ちから出直りの気配を見せている。あと日本新薬(4516)はアクテリオン社を通じて米国で販売している肺動脈性肺高血圧症治療薬「セレキシパグ」の好調が伝えられている。
S 第2四半期決算の好調を見直す動きもでてきている。10月31日に発表を行ったMCJ(6670)は第2四半期累計(4~9月)の営業利益で41億4000万円(前年同期比72.9%増)となり、今17年3月期通期の70億2100万円(前期比35.9%増)は再上方修正が濃厚。バーチャルリアリティ専用ゲームコンテンツ開発企業の桜花一門への出資など新たな取り組みも注目され、値動きの軽さから更なる上値も期待できそうだ。

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