「記者の視点」~利益成長性が銘柄選択のポイント

記者の視点|企業速報 証券市場新聞

14日の日経平均は220円安と急反落、イエレンFRB議長の議会証言を控え、買いが手控えるなか、東芝が予定していた3Q決算を開示できなかったことが投資家心理を冷え込ませ、先物から崩れるかたちで引けにかけ下げ幅を広げた。ただ、日経平均は前日に陽転、大幅安とは言え、5日移動平均を上回って引けており、売買高は21億500万株、売買代金は概算で2兆4000億円をこなしている。前日のNY株は上場来高値、為替は114円台まで円安が進んでおり、きょうは切り返しが期待できそうだ。

ジャスダック平均が連日で昨年来高値を更新、マザーズも続伸するなど中小型株が引き続き物色の中心だが、前日のNY市場でアップル株が最高値を更新したことから、電子部品株も見直されると考えられる。一方、3月期企業の3Q決算発表が出揃い、アナリストによる分析も進んでいることから、今後は来期の業績に関心が移っていくことになり、中期的な利益成長性が銘柄選択のポイントになりそうだ。

ヨコオ(6800)は自動運転に関連して業容変貌期待強く、短期的に株価噴き上げ局面が近い。安川電機(6506)ははロボットエンジニアリングで再飛躍期を迎え、下値切り上げ続く。Vテクノロジー(7717)は今3月期増額で目先材料出尽くしも6期ぶりピーク益大幅更新で、株式分割を考慮した上場来高値2万100円を意識、半導体ウエハ搬送機、液晶用ガラス基板搬送機のローツェ(6323)も連動へ。

株山券壱

 

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