「正直じいさんの大判小判」~相場の焦点定まるのを待つ

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

21日の東京市場は130円高と続伸、ただ、再び5日移動平均を上回ってきました。ただ、出来高は15億2000万株に細り、売買代金は概算で1兆6540億円と連日で今年最低を更新しています。まさに、閑散小動き、開店休業の状況で、材料の出た銘柄も買い一巡後は伸び悩み、値上がり上位銘柄が時間を追うごとに入れ替わるなど、個別にも迫力に欠ける展開でした。

新興市場もジャスダックが8日続伸し、連日で昨年来高値を更新するなど指数こそ堅調でしたが、買い疲れ感が否めません。資金の逃げ足は速く、先行銘柄が急落したり、後発銘柄も単発で終わるケースが目立ってきました。中小型株の個別物色もいよいよ過渡期を迎えており、当面はキャッシュポジションを高めながら、相場の焦点が定まるのを待ちたいところです。

好業績中小型株相場の象徴として活躍が期待されたVテクノロジー(7717)も買い疲れ感から、調整止むなしの状況になりました。前日に25日移動平均を割り込んだことで、一旦、リバウンドが入りそうですが、そこは戻り売りのタイミングを計るところでしょう。むしろショートで狙えるかもしれません。自動運転関連のヨコオ(6800)も上昇ピッチが鈍り、経営再建策進展のNuts(7612)も日足ダブルトップ形成で、ともに短期的に下値を試しそうです。大型受注獲得のローチェ(6323)は新値更新後も水準を切り上げていますが、あくまで下値狙いに徹するべきでしょう。

花咲 翁

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