「正直じいさんの大判小判」~Vテクは買い疲れ銘柄の象徴に

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

22日の東京市場は3日ぶりに反落となりました。小高く始まったものの、フシ目の1万9500円を目前に失速するかたちで、小幅ながらマイナス引け。売買代金は概算で2兆1000億円と3営業日ぶりに2兆円台を回復しましたが、主力株が戻り待ちの売りに押され、手詰まり感の強い展開でした。

テクニカルアナリストの勇太朗氏が「ノック4回」と指摘したように3度目の上値トライも抵抗ラインで弾き返されており、一旦、下値を覚悟べきでしょう。上値も重いが下値も堅く、1万9100円台~1万9500円手前の狭いレンジでの揉み合いが続くと見られていますが、「Karmaの杖」の沙門氏は、日中変動幅の小ささから上下どちらかに放れる兆候を読み取っています。上値の重さを否めない現状、当面はレンジ相場の下放れを警戒する必要もあるでしょう。

新興市場はジャスダックが9日続伸で連日の高値、マザーズも3日続伸となりましたが、やはり買い疲れ感は否めません。引き続きキャッシュポジションを高める、あるいはショートでヘッジしながら、相場の焦点が定まるのを待ちたいところです。あえて参戦するなら、直近IPOで動きの出ている銘柄や底値圏の材料株で割り切った対処が求められるでしょう。

Vテクノロジー(7717)は場中戻す場面がありましたが、結局マイナス引け、好業績銘柄のランドマークから買い疲れ銘柄の象徴になってしまいました。自動運転関連のヨコオ(6800)経営再建進展のNuts(7612)も同様でヘッジ、あるいは見切りの必要がありそうで、大型受注獲得のローチェ(6323)も一服で様子見です。一方、変わり種のアサヒ衛陶(5341)は底練り状態で変化に注目、直近IPOではブラス(2424)が切り返しから一段高を志向してきました。

花咲 翁

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