マーケットの話題~第3四半期決算を再点検!

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3月期決算企業の第3四半期発表が一巡したが、早くも3月に突入し、今後は通期業績から来期への動向に関心が移りそうだ。輸出系は米トランプ大統領当選後の為替変動から円安の恩恵を享受している企業が少なくないが、現状、1ドル113円前後で膠着状態となるなかで今後の業績拡大を占ううえでは輸出系、内需系に関係なく自社製品の拡大とコスト削減などの企業体質改善が進んでいることが重要視されてきそうだ。

通期から来期の動きを睨む
株価面では目立った反応は無かったが、今回の第3四半期決算では建設の好内容が目を引いた。大成建設(1801)は第3四半期累計(4~12月)の連結営業利益で前年同期比35.2%増の1043億9600万円、大林組(1802)は同31.2%増の971億3200万円、安藤ハザマ(1719)も同56.0%増の272億9100万円など、何れも完成工事利益率の向上などが利益を押し上げている。
一方、Eコマース市場の拡大を背景に第3四半期決算発表後に株価が急騰したヤフー(4689)はアリストによる格上げもありその後も底堅い動きを続ける。このEマースには物流の高度化が不可欠になるが、これらシステム受注が拡大しているダイフク(6383)は2月10日付で17年3月期予想を通期連結営業利益で210億円から225億円(前期比7.8%増)へ上方修正している。KYB(7242)も建設機械用油圧機器の販売好調から通期連結営業利益を154億円から185億円(前期比4.3倍)へと3度目の上方修正を行っているが、想定為替レート1ドル107円を考慮すると4度目への期待も高まりそうだ。

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