225先物「ハチロク」の裏話~日中の動きは今週も小さい

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

イエレン議長の発言に注目

3月のSQ値は1万9434円30銭(前日比115円72銭高)で決まった。月曜日から木曜日まで終値ベースで100円未満の動きとなりメジャーSQ週でこれだけ動きがないのは珍しい。
今週の米FOMCの結果を見極めたいため、仕掛けにくい状況であったために投資の矛先はジャスダック市場やマザーズ市場など小型株に向かっていた。
FOMCで利上げは既に織り込み済みとも言われているがその後のイエレン議長の発言に注目が集まっている。FRBは今年の利上げは「3回」としているが強い経済状況を勘案すると「4回」もありえるかもしれない。
そうなればドル高になり日本株にも追い風が吹こう。また、週半ばにはオランダの大統領選挙やトランプ大統領の予算教書演説など重要なイベントが多い。
需給的にはSQを通過し動きやすい状態であるが、イベントを見極めたいとする投資家は多く今週も大きなレンジ変化は期待しにくい。
チャート的には1月18日から下値を切り上げ底堅い展開となっている。下値のトレンドラインは1万9200円処、先週は5日線と25日線の間でもみ合っていたが金曜日にこれらの線を抜いてきておりストキャスやMACDも好転してきている。
また、現在のボリンジャーバンドは横ばいで推移している。+2.5σは1万9720円処、+2σは1万9630円処である。これらから想定すると今週のレンジは1万9200円から1万9720円を予想する。
海外での重要イベントが多いため寄ってからの日中の動きは今週も小さいであろう。オプションは今月もショートストラングル(アウトオブマネーのコール、プットの売り)でまずは組みたい。(ハチロク)

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