マーケットの話題~クルーズトレイン出発進行!

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「TRAIN SUITE 四季島」の運転が5月1日から開始、その後はJR西日本(9021)の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の6月17日運転開始が控えている。クルーズトレインについては、これまでJR九州(9142)の「ななつ星in九州」が先行していたが、本州のJR各社が本腰を入れることでクルーズトレインの本格的なブームが到来しそうだ。これを受けて関連銘柄も再度話題になりそうだ。

5月「四季島」、6月「瑞風」は高い競争倍率、製造メーカーにも注目
クルーズトレインについてはJR九州が2013年10月15日から運行を開始した「ななつ星in九州」がブームの火付け役となり、この成功が2016年10月の東証上場の原動力となったことは記憶に新しい。人口減少で中長期的に近距離通勤客の増加が見込めないことや、短時間での移動では新幹線やLCC(格安航空会社)との競争が激化するなか、豪華客船のように、観光をゆったりと楽しむニーズを取り込むべく、JR九州以外の鉄道各社も本格導入へ向けこの数年、クルーズトレインの準備を進めてきた。
5月1日から運行の「四季島」については、第1期(5~6月出発分)の予約状況が昨年、6・6倍の競争率だったとJR東日本が発表したことが話題となった。JR西日本も「瑞風」の初回(6~9月出発分)の予約倍率が平均5.5倍になったと発表しており、反響の大きさが伺える。
「四季島」の製造では川崎重工業(7012)、「瑞風」では川崎重工業に加えて近畿車両(7122)が製造を担当していることが明らかになっている。住江織物(3501)は「ななつ星」や近鉄グループホールディングス(9041)のクルーズトレイン「しまかぜ」などの内装を手掛けており、様々な分野で日本の最高技術が結集されていることも見逃せない。

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