「転ばぬ先のテクニカル」~下値は1万7630円近辺

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

先週の日経平均は前週比329円安となりました。週足はこれで5週連続下を取る「五陰連」です。酒田五法では、高値直後に示現した五陰連は特に凶兆として重視されます。下降トレンドの本格転換を示唆しており、更なる下落を覚悟せねばならないでしょう。

騰落レシオが69.07%まで下げており、売られ過ぎシグナルが点灯していますが、昨年2月12日には57.7%まで下げたこともありました。徐々に追証も発生しているものと思われ、底入れには需給改善のための投げも必要です。

一旦はリバウンドする局面はありましょうが、ここにきてNYダウやS&P500が60日線を割り込みました。Nasdaqも60日線目前となっており、調整色が強くなってきているため、戻りも限定的だと思われます。下値は52週移動平均線の走る1万7630円近辺ではないかと考えております。

日々勇太朗

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