20日午前の東京市場は4日続伸、フランス大統領選への懸念が後退したことで押し目買いが優勢になり、日経平均は56円高と小幅高ながら、朝方から徐々に上げ幅を広げました。前場段階の東証1部の売買代金は概算で9900億円億円とそこそこの商いをこなしており、前日のNY株が100ドルを超える下落だったことを考慮すれば堅調と言っていいでしょう。
米長期金利の上昇を受け三菱UFJ(8306)などメガバンクが反発に転じたことが何より安心感をもたらしており、中小型株指数もそろって上昇しています。ただ、下値不安は薄れたとは言え、前週までの下落で、1万9000円手前に上値抵抗ラインが集中するかたちになってしまい、上値余地も小さいことは否めません。
従って、直近急落し、下げ幅の大きかった中小型株の短期リバウンド狙いに加え、新値抜けから一段高が期待できる強い銘柄に照準を合わせたいと考えます。
信用規制解除の澤藤電機(6901)は拾い場を提供、業績急拡大が有望視される動物高度医療(6039)は新値を取ってきました。医療用モニターで成長期待のEIZO(6737)も新値目前です。
花咲 翁