取材メモ~キリン堂の寺西豊彦社長はECサイトとの連携に意欲

 

 

キリン堂の寺西豊彦社長

今期は16.3%の大幅営業増益
スクラップ&ビルドを加速

キリン堂ホールディングス(3194)は14年8月18日にキリン堂の純粋持株会社として発足。その後、企業価値向上へ向けた様々な取り組みを行っており、その効果が表面化している。既存店活性化と新規出店で更なる飛躍が期待される。

 

キリン堂:四条烏丸京都本店

4月14日に発表した前17年2月期は連結売上高で16年10月6日に発表した予想の1158億円に対して1164億5000万円(前の期比3.1%増)、営業利益で9億3000万円に対して12億9800万円(同23.6%減)、純利益で2億2000万円に対して6億3500万円(同23.2%減)と計画超での着地となった。食品・ハウスホールド商品の導入を主とした売場改装やポイントカードを利用した会員向け販促の推進など既存店活性化や価格訴求型PB商品の展開を含めたPB商品の育成効果が寄与している。
続く今18年2月期は売上高で前期比4.8%増、営業利益で同16.3%増、純利益で同8.7%増と増収増益を見込んでいる。新規出店とともに不採算店舗の閉店を進めるスクラップ&ビルドを推進、4月14日にグランドオープンしたビューティーケアのサポートを中心とした都市型店舗「四条烏丸京都本店」は順調なスタートを切っており、都市型店舗の出店は順調に進んでいる。「郊外型にも都市型店舗のエッセンスを取り入れた店舗を展開し、リアル店舗とECサイト連携による販売機会の拡大にも取り組む」(寺西豊彦社長)と意欲を見せる。加えて調剤併設型ドラッグストアの拡充やヘルス&ビューティーケア商品におけるPB比率アップも図る方針。

 

 

時価近辺は見直し場面
株価は2月2日に877円の年初来高値を更新後に4月13日には775円まで調整したが、その後は17年2月期の計画上ブレを好感し4月14日には868円まで戻している。業績の回復期入りを評価すれば、ここから再度の下落は考え難い。年25円配当を考慮しても時価近辺は見直し場面だ。

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