「正直じいさんの大判小判」~きょうのハイライトは安川電機

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

20日の日経平均は1円安とわずかながら4日ぶりに反落、今年初めての4日続伸とはいきませんでした。フランス大統領選への懸念が後退したことから買いが優勢で、プラス圏で推移していましたが、巨額減損処理が伝わった日本郵政急落したことで引け間際に水面下に沈んでいます。ただ、東証1部の売買代金は概算で2兆1600億円をこすなど、押し目には買いが入る様子で下値不安は薄らぎました。

引け後は発表された4月第2週の投資部門別株式売買動向で外国人投資家が2週連続で買い越しました。買越額は1027億円で前の週の908億円から小幅ながら増えており、先物は売り越したものの、売越額は584億円と前の週の2700億円から急減しています。まずは一難去ったということでしょう。一方で個人は5週ぶりに売り越しました。売越額は508億円で見切売りや投げも出たものと見られます。

当面は戻りを試すでしょうが、前週までの下落で、1万9000円手前に上値抵抗ラインが集中しています。全般急落がなければ、直近急落し中小型株のリバウンドに加え、新値抜けから一段高に進む強い銘柄も増えてくるでしょう。

こうしたなか、3月期決算企業の先陣を切って安川電機(6506)の発表がありましたが、18年2月期は決算期変更で期間が11カ月と短いにも関わらず、2割を上回る大幅増益で最高業績更新を見込み、配当予想も引き上げてきました。事業環境が不透明で慎重な見通しが増えると見ていただけに、正直驚かされています。以前に注目銘柄として取り上げていましたが、きょうのハイライトは安川電機ということになるでしょう。好業績株への呼び水になると期待しています。

動物向け医療施設運営の動物高度医療(6039)と医療用モニターが伸びているEIZO(6737)は今期一段の収益拡大が見込める銘柄です。澤藤電機(6901)は高純度水素製造装置への期待が強く、シャープに追随して急速なリバウンドへ。

花咲 翁

 

 

Pocket

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次