カプコン(9697)が反発、株主総会でスマホゲームの充実に意欲

取材メモ|企業取材 証券市場新聞

株主総会、3月決算企業の先陣切って開催

ワンコンテンツ・ マルチユース展開を拡充

カプコン(9697)が反発。6月9日に大阪市中央区の大阪キャッスルホテルで多くの3月決算企業に先駆けて株主総会を開催した。辻本憲三会長は総会の席上、グローバルに通用する豊富なコンテンツを武器に家庭用ゲームソフトの開発を強化、国内ではスマートフォン向けゲームの充実に意欲を見せた。
17年3月期は通期連結営業利益で136億5000万円(前の期比13.5%増)と2ケタ増益となり、続く18年3月期も145億円(前期比6.2%増)と増収を見込む。大阪市中央区内平野町の研究開発第2ビルが昨年竣工したことで開発体制がより充実し、世界的に人気が高いシリーズの新作を開発する方針でプレイステーション4では「バイオハザード7レジデント イービル」で対応させたプレイステーションVR対応ソフト、ニンテンドースイッチ向けではニンテンドー3DS向けに発売された「モンスターハンターダブルクロス」を投入する方針で、それ以降も新作タイトルの投入が期待されそうだ。一方、モバイルコンテンツは、女性スタッフが中心となって開発したスマートフォン向け恋愛ゲーム「囚われのパルマ」(アンドロイド、iOS用)が配信開始日にアップストア有料ランキング1位となるなど、新境地を拓いている。新たな開発体制のもと積極的にコンテンツを投入する方針だ。

 

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