4月25日のアセンテック(3565)以降、途絶えていた新規上場が6月16日に東証マザーズ市場に新規上場したビーブレイクシステムズ(3986)から再開、公開価格1670円の約4.6倍となる7700円の初値を付け好スタートを切った。6月27日以降も新規上場が控えていることから、値動きの軽い新興銘柄好みの投資家はこれら銘柄のブックビルディングか上場後のセカンダリー狙いにターゲットを絞る動きが活発化しそうだ。
GameWithなどに関心
セカンダリーで参加は値動きに注意
ビーブレイクシステムズはクラウドERPの開発という業態も人気を集めて、上場2日目となる16日にに公開価格の4.6倍となる7700円で初値を形成、その日の終値は8200円であることから初値で購入した投資家も利益確定することが可能だった。その後は上場3日となる19日に一時7000円割れまで急落していることから、今後のIPOについてもセカンダリーで参加する場合は、売買について細心の注意を払う必要がありそうだ。
今後は27日にインターネット広告配信プラットホームのFringe81(6550)、30日にゲーム総合メディア・コミュニティーのGameWith(6552)、採用コンサルのツナグ・ソリューションズ(6551)、ITシステム開発のSYSホールディングス(3988)の3社、7月には12日のソウルドアウト(6553)などが控える。目先的にはゲームアプリに絡む話題性があるGameWithを含めた30日の3社上場が最大のIPOイベントとなりそうで、この3社が好調な初値形成となれば7月IPOも話題となりそうだ。その先は9月の佐川急便上場も報じられている。秋の大型上場もIPOへの関心を高める一因になりそうだ。
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