個別株物色が継続~光世証券・エグゼクティブ・マネージャー 西川雅博氏

円安メリットや出遅れのメガバンクに妙味

日経平均株価は、相変わらず2万円を挟んで狭いレンジの動きが続いている。ECBのドラギ総裁によるテーパリング示唆発言の一方で、議会証言におけるイエレン議長のハト派的発言など、グローバルな金融市場の方向感が今一つはっきりしない。背景には、好調な雇用に対して低い伸びに留まる賃金や、まだら模様の景気指標がある。引き締めも緩やかにならざるを得ないというのがコンセンサスであろう。熱し過ぎず、冷め過ぎない相場が持続し易い環境である。こうした中、日本株は個別株物色の業績相場が継続しそうだが、足元は4-6期の業績発表を前に動きづらい面もあるようだ。
国内の景気指標は、6月の新車販売台数や大企業業況判断指数など、想定以上に好調である。企業業績は上方修正の可能性が高いと見ているが、株価には十分織り込まれていない。為替相場も円安気味に安定しており、会社発表の通期見通しに修正が無かったとしても、四半期決算発表を機に期待が高まる銘柄も増えそうだ。
セクター別では、引き続き円安メリットの自動車と出遅れのメガバンク、好業績期待の建設、化学に注目している。個別では、大林組(1802)、住友化学(4005)、昭和シェル石油(5002)、三菱自動車(7211)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)。

 

◆光世証券・エグゼクティブ・マネージャー 西川雅博氏◆
◆1960年奈良県生まれ 1982年早稲田大学政治経済学部卒、大和証券入社 1990年より光世証券 法人部、営業部長、現在コンサルティンググループ担当◆

 

 

 

 

 

Pocket