「正直じいさんの大判小判」~FOMCが最大の焦点

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

25日の東京市場は小幅続落、日経平均は20円安と2日連続で2万円を下回りました。為替も111円台前半で小動きとなったことから、手がかり材料に欠けるなか、米FOMCや1Q決算発表本格化を前に買いが手控えられています。東証1部の売買代金は概算で1兆8900億円でした。
 日経平均の日中値幅が200円を切る膠着商状が約3週間も続いていることから、近いうち上下どちらかに放れるとの見方が浮上しています。この点については為替と主力企業の1Q決算の内容にかかっているのではないでしょうか。大幅上方修正の安川電機(6506)が利益確定売りをこなして連日で最高値を更新しましたが、今のところ好業績銘柄へ物色が広がる様子はありません。ただ、為替が円安に反転するようなら、市場の反応も大きく変わるでしょう。為替を左右する米物価動向と長期金利を占ううえで、FOMCが最大の焦点です。
さて、引け後に発表された1Q決算では信越化学工業(4063)が24%営業増益で着地しました。通期は12%増益とやや控えめな見通しですが、上方修正を期待できる内容で、きょうのハイライトになるでしょう。さらに、この日引け後の日本電産(6594)、27日の富士通(6702)、8月1日のソニー(6758)と、主力企業の好内容が確認されれば、業績相場の色彩を強めていくとの見方は変えていません。
ゼンリン(9474)やミロク情報(9928)、スクエニHD(9684)などのピックアップ銘柄も上方修正が期待されています。低位材料株では当面の利益売りが一巡した東邦金属(5781)をマークしておきましょう。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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