16日午前の東京市場は反落、日経平均は24円安でした。前日の急反発の反動でやや売りが優勢でしたが、下値では買いが入り、小幅ながらプラスに浮上する場面もありました。ただし、盆休み中で市場参加者は少なく、東証1部の売買代金は概算で1兆8800億円に細り、日経平均の日中値幅は58円にとどまっています。
また、主力株に利益確定売りが先行する一方、マザーズ指数が2%を超す上昇となるなど、中小型株に買いが向かいましたが、これでいったん自律反発は完了ということになるでしょう。ともあれ日経平均は薄商いながら値を保ち、5日移動平均を上回りました。きょうは反発して2万円を挟んだ保ち合いゾーンへの復帰を期待したいところです。
ゼンリン(9474)、安川電機(6506)、ニッチツ(7021)、富士通(6702)など注目銘柄に変更はありません。引き続き、為替をにらみながら全般相場の底堅さを確認したうえで、買いのタイミングを計りたいと思います。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/