住友鉱が高値、燃料電池電極用高純度酸化ニッケル粉の量産化実証設備導入を材料視

企業|企業速報 証券市場新聞

住友金属鉱山<5713>が続伸、年初来高値を更新した。21日付で燃料電池の電極用高純度酸化ニッケル粉の量産化実証設備を導入すると発表したことが材料視された。燃料電池には複数の方式があり、酸化ニッケル粉はその中で最も発電効率の高い固体酸化物形燃料電池(SOFC)の電極に使用される。同社ではSOFC の発電効率や耐久性の向上に寄与する、微細で高純度な酸化ニッケル粉を開発しており、今後、燃料電池の本格的な製品化に向け、酸化ニッケル粉の需要増加が見込まれることから、2018年度前半を目途に、愛媛県新居浜市内の同社保有地内に量産化実証設備を導入する。

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