4日午前の東京市場は反落、日経平均は170円安です。北朝鮮の核実験を受け、米朝軍事衝突リスクを回避する売りが広がり、下げ幅は一時200円を超えました。もっとも、今晩のNY市場が休場ということもあって市場参加者は少なく、前場段階の東証1部売買代金は概算で8700億円にとどまっています。為替も109円台後半とやや円が強含んでいる程度で、見送り商状でした。
全般自律反発に一巡感が出ていたところへの悪材料浮上で、下げ幅を広げるかたちになりましたが、下値を拾う動きも散見され、ろうばい売りは避けたいところです。むしろきょうの後場は全面安商状のなか逆行高している一本立ち候補銘柄に照準を合わせて打診買いを入れてみたいと思います。前場はピックアップしている好業績・好需給銘柄のなかでゼンリン(9474)がプラスで引けていました。
ただし、9日に北朝鮮の建国記念日を控え、警戒は解けません。あくまで、投資枠に余裕を持たせ、なおかつ、割り切って対処しましょう。一方、カラ売り候補の阪和興業(8078)は短期的な戻り一巡、続落となっており、直近安値710円を切ってくるようなら、下げ足が加速すると見られます。値動きを見極めながら追撃売りのタイミングを計りたいと考えています。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/