【潮流】岡山 憲史~ 新興市場の急落の裏にモルガン・スタンレー

9月5日の新興市場は大幅下落となった。マザーズ指数は4.6%、ジャスダック指数は2.4%それぞれ急落した。マザーズの下落率は2016年11月9日(5.31%)以来の大きさだった。今回の急落は外国人投資家による売り仕掛けがもたらしたものである。
東証1部市場が軟調に推移している中、投資資金が新興市場に流れ、株価を上昇させた。個人投資家は信用取引を用いて買い中心に投資を行っていたのだ。ただ、上昇すれば上昇するほど下落リスクも高まる。何故なら個人投資家に目一杯買わしたタイミングで、外国人投資家が売りを仕掛けるからだ。今回の急落もはやり同じであった。急落した5日の新興市場で売買高が多く、大幅下落した銘柄の手口を見るとモルガン・スタンレーが空売りを仕掛けていたことが分かる。
次に揚げる銘柄はモルガン・スタンレーの空売りが最も多い銘柄である。その銘柄の下落率とモルガン・スタンレーの空売り株数を掲載した。デジタルアドベンチャー(4772)は19%急落、21万株の空売り。ラクオリア創薬(4579)は18.1%急落、75万株の空売り、メタップス(6172)は17.4%急落、26万株の空売り。サイバーステップ(3810)は17%急落、38万株の空売り。名豊エンタープライズ(8927)は14.6%急落、47万株の空売り。インフォテリア(3853)は9.4%急落、50万株の空売り。アンジェスMG(4563)は 6.3%急落、168万株の空売り。
このようにモルガン・スタンレーが空売りを仕掛けて急落させたことが分かる。これら新興市場の銘柄は信用取引で買いはできても空売りが出来ない銘柄が多い。個人投資家は信用で売りヘッジできないため大幅に下落すると決済するしかないのだ。そのような個人投資家の投資行動を狙ってモルガン・スタンレーは多額の資金を使って空売りを仕掛けて値を崩すのだ。外国証券は空売りが容易にできて、個人投資家はできない。このような不公平な投資環境が個人投資家の市場参加者を減少させるのである。
米シカゴ(CME)225先物市場やシンガポール(SIMEX)先物市場は個人投資家が参加できない。このように日本の株式市場は外国人投資家に有利で、個人投資家は不利になっている。まずやるべきことは不平等・不公平な株式市場を改革することだ。
潮流銘柄はティーケービー(3479)、オプテックスグループ(6914)、イノテック(9880)。

 

◆岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール◆

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。

 

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