小野薬品工業<4528>が続騰。9日付の日本経済新聞が「オプジーボ」について厚生労働省の部会は8日、治療に使う対象を新たに胃がんにも拡大することを了承したと報じたことが材料視された。約1カ月後に正式承認し保険適用する。既に承認された皮膚がんや肺がん、腎細胞がんなどと合わせて幅広いがん治療に使えるようになる。オプジーボは患者本人の免疫の働きを利用する仕組みの薬剤で患者の一部に優れた効果が期待される。製造する小野薬品工業は新たに年4000~5000人程度の追加適応を目指すと伝えており、オプジーボの適応拡大による収益貢献を期待した買いが向かった。
証券市場新聞 https://marketpress.jp/