(通巻3659号)注目に値するワールド
日経平均は引けで448円高37845円となりました。17日に続いて続伸し一時は38000円台まで買われていました。銀行、其の他金融、保険などが上値追いを強めたほか大手商社、一部半導体系も買われていました。先週末からほぼ1500円程急速に戻したことで先駆銘柄は反落に転じ半導体系の多くは上値が重く日経平均が大きく戻した動きについていけない展開になっていました。
ソフトバンクは8000円までで精一杯
ソフトバンクGなどはその典型で先週末の引け値7800円台から8000円台まで戻すのが精いっぱいで18日には8000円台を維持できずに終えていました。この間、上げていたのはゼネコン、防衛関連、大手商社、非鉄金属、大手証券、金融系、機械、不動産、電力といった業種でした。
商社やネットバンクが買われる
大手商社は伊藤忠が大きく飛び出し大幅に水準を上げていました。年初に大手証券は実力以上迄買われたとしてそれ以後、下落が続いていたのですが、今週に入って割安感がでてきたため米国の著名な投資家のバフェット氏が買い戻す動きに転じて一気にもどしたのでした。銀行などの金融系が買われていましたが、18-19日に日銀会合が開かれており、金利の引き上げの思惑が働いて動意づいたのでした。メガバンクよりもネットバンキングの楽天銀が目立った動きになり大幅続伸となっていました。
日銀会合は据え置きか?
日銀会合の結果はおそらく、金利は据え置く結果になるとみられ本日は反落に転じるものと思われます。大手証券の野村HDも今週に入って戻す展開になっていましたが、さすがに970円まで戻すと戻り売りが出やすくなりなりますのでここは一旦、調整に入りそうです。東電HDも大きく水準訂正となりましたが、さすがに470円台まで戻すと戻り待ちの売り圧力が強くなりますので、一旦、反落する動きになりました。しかし、柏崎刈谷原発の再稼働が見込まれることや経営の改善などを進めており、円高、原油安も手伝って同社株が今後、更に戻していくとみています。押し目買い対処すべきと思っています。
岩谷産業に狙い
ワールド(3612)が急反発していました。本日の反落場面は注目に値するとみています。住友鉱山も連騰になりました。一旦、反落するものと思われます。その他本日の狙いは岩谷産(8088)の出直りに要注目。
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