突込み場面は銘柄絞り拾うのも一策【高野恭壽の株式情報これでどゃ!!】

高野恭壽|高さん 証券市場新聞
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先物SQと換金売りが下落に拍車かける(通巻2623号)

週明けの日経平均は27000円目前の26894円と143円高で始まりましたが、次第に売りものが重なり、伸び悩みとなり後場にはSQ前の先物の解消売りがでるようになり、終始、値を消す展開へと変化しました。SQがあっても先高期待から売りものを消化して堅調さを保つのでないか、見ていましたが、さすがに先物の解消売りを抗しまれずに下落しました。それと年内の換金売りも加わり始めたことも原因でした。主力系の超値ガサ系の下落が日経平均の下げ足を速めました。東京エレだけがしっかりしていました。

10日が概ね陰の極

この先物の解消売りは9日がピークになるとみられますので、26000円近くまでの下落が予想されます。
米国の追加経済対策が成立する可能性が高くなりました。この材料がこれまで株価を支えてきたことを考えると材料出尽くしになる懸念もありますので楽観視はできない面もあります。円相場が103円台に上昇していますが、バブル時にも円高が続き、海外からの資金の流入を呼び込みました。外国人が11月から日本株買いが鮮明になりました。
この円高は更なる流入を見込めますので、日経平均がある程度まで下落したところで外国人買いによって再度、上値を追うものと考えられます。SQが11日になりますので、その前の10日が概ね陰の極になりそうです。

岩谷産が見直されそう

すでに、利益確定をお勧めしていましたので、ここでは一貫推奨の野村HDの動向です。下落場面となりますが、540円前後が一つの下落のメドになりそうです。ここは踏ん張りどころになるとみています。こうした中でしっかりしていたのは伊藤忠(8001)でした。これまで上げらしい上げがみられていませんでしたのでようやく上値を追い始めました。したがって、全体の調整売り場面でも抵抗力が強く上値を追う可能性があります。そのほかの銘柄は一部利益確定してこの下落場面を凌ぐ必要があります。一面整理とこの下落場面を狙って銘柄を絞って拾う姿勢が重要とかんがえています。岩谷産が見直されそうです。

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