引き続き主力系動けず材料系で幕間【高野恭壽の株式情報これでどゃ!!】

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

2019.6.26(通巻2273号)

  

目次

点ボケ状態で膠着状態

日経平均は焦点ボケ状態で動きが膠着状態になっています。イラン情勢の緊迫感が依然続き、それに伴って円高が進み107円を割りこむ場面をみせました。G20の接近で米中首脳会談が期待するものの不透明さから抜け出せ部分もあり、様子見を続けざるを得ない状況にあります。その結果、主力系は動きがとれず小型株や材料系で幕間を繋ぐ動きになっています。

テックファームが押し目をつくり拾うチャンス提供

 ここ上値を追っていた石油、資源も反落に転じていました。比較的しっかりした動きになったのは重工(7011)、調整が続いていたニトリ(9843)が反発に転じ、東レも堅調さを維持していました。また、クボタ(6326)も押し目を作り拾い場を提供したとみられます。小物ではテックファーム(3625)が高値を付けた後の押し目をつくり拾うチャンスを提供したと思われます。

プラスチック植物由来でカネカ見直し

こうした動きにアンジェスも反応して733円まで買われましたが、引けはダレてしまいました。再三上値をとっては腰砕けの動きになっているだけになかなかついていけないのですが、手詰まり状態の中では物色される修正があるだけに全く無視できません。千代田化工はダラダラ下落していますが、世界的にLNG開発投資が前向きになり始めており、300円前後は拾える場面とみています。百貨店は連日しっかりしていましたが、この日は反落していました。
 海洋汚染防止のために容器が紙にする方向が世詰まっています。同時にプラスチックも植物由来で生産する動きも強まりを見せてきましたので、カネカ(4118)も見直されていくことになりそうです。




株式情報と相場見通し

Pocket

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次