北朝鮮の挑発が相場を様子見状態にさせ、そこへ、先物の解消売りが加わって下落幅を大きくさせている構図になっています。円相場を見る限り
109円台での動きが続いており、北朝鮮の脅威が深刻化していません。5日には新たに弾頭ミサイルの実験を近く強行するとの観測が流れて後場になって下げ足を速めたといえるでしょう。日経平均は19300円台に入ったのですが、8月24日に空いていたマドを閉めたところでピタッと止まりました。北朝鮮の脅威はこれまでの認識から更に強まったわけではありません。それに対して過剰な反応が続いていると解釈できます。
高野恭壽
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