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19年3月期は2ケタ増収増益
東京製鐵(5423)は1月に付けた年初来高値1037円を前に足踏みが続いているが、4ケタ割れ水準で値固めが進み一段高へ進みそうだ。
都市再開発に加え、東京五輪関連工事が本格化、鋼材需要は底堅く、原材料の鉄スクラップ単価上昇に対応した値上げも進んでいる。
買戻しと自社株買いが下支え
岡山工場連続鋳造機立ち上げ費用や在庫評価損を計上したことから、前期は利益横ばいにとどまったが、19年3月期は売上高2060億円(前期比25・5%増)、営業利益120億円(同14・6%増)と2ケタ増収増益を見込む。レーザ切断性の高い鋼板や特寸H形鋼など付加価値品の拡大により、収益上振れも期待できる状況だ。
信用倍率は0・43倍、貸借倍率0・08倍とで買戻しに加え、229万株を上限とした自社株買いも下値を支えることになる。
by 株価チャート「ストチャ」
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