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今3月期計画あくまで最低線
ハリマ化成グループ(4410)は4ケタ割れ水準で三尊底を形成、本格反騰へ向かってきた。PERは8倍割れ、3.7%の高配当利回りに加え、信用倍率0.55倍の好取組も下値を支えている。
20年3月期は連結売上高830億円(前期比5.6%増)、営業利益47億円(同0.7%増)と増収ながら微増益予想にとどめた。ただ、前3月期が計画を上回り16%超の営業増益で着地するなど発射台が高く、米中貿易問題や中国経済減速など不透明な事業環境も織り込み、保守的に見積もった数字で、あくまで最低ラインと判断される。
中国山東省の新製紙工場は立ち上がりから順調で、持分法会社化したサンパインが通期貢献、サンパインと連携してローターがシェアを拡大しており、一段の増配や自社株買など還元への期待も強い。
by 株価チャート「ストチャ」
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