2025年春の新製品
大森屋(2917)が2月10日から発売する2024年春の新製品では家族の健康を重視するとともに食品価格の高騰が続くなかで家計に優しい価格設定を行ったふりかけを新たに発売。海苔製品についても値ごろ感がありつつも品質が良い製品を投入して消費者の需要を喚起していく。
ユーザー層拡大とともに製品全般を底上げ
同社は加工のり製品での唯一の上場企業として、高いブランド力を誇る。食品業界は原料高や光熱費、物流費などあらゆるののコストが増加しているが、これらに加えて有明海での歴史的な不作で原料海苔の高騰という危機にも見舞われてきた。このような中で同社では生産活動の効率化やコスト削減を強力に推し進め、新製品の開発に注力することで25年9月期は連結営業利益で前期比11.2%増の3億円と2ケタ増益を見込む。「地力を入れて販売をして目標を達成していきたい」(稲野達郎社長)とし、25年春の新製品投入を通じてユーザー層の拡大とともに製品全般の底上げを図る方針だ。
2月10日から全国で発売
そのような中で25年2月10日から全国で発売するのが「鮭と海藻ふりかけ」、「ごまたまふりかけ 濃い口かつお味」と「ごまたまふりかけ 韓国風甘辛味」のふりかけ3製品と「有明海産早摘み焼きのり」と「兵庫県産早摘み焼きのり」の海苔製品だ。
鮭と海藻ふりかけ
「鮭と海藻ふりかけ」は親が子供に食べさせたいとされる5種類の海藻(のり、わかめ、ひじき、あおさ、昆布)を入れ、子供が好きな鮭の旨みと海苔の風味で、成長な必要な栄養素であるカルシウムと鉄を美味しく取れるふりかけに仕上げている。
家計に優しい「ごまたまふりかけ」
「ごまたまふりかけ 濃い口かつお味」と「ごまたまふりかけ 韓国風甘辛味」は税抜標準小売価格で140円と、家計に優しい価格に設定。定番の人気フレーバーであるかつおや、トレンドの韓国系のフレーバーを採用するとともに、しっかりとした濃い目の味付けで少量でも満足感のある美味しさに仕上げている。
「有明海産早摘み」と「兵庫県産早摘み」
「有明海産早摘み焼きのり」は、手巻き寿司などでごはんに巻いてすぐに食べることから、より口溶けが良く、香り、色つやも良い上質な有明海産の海苔にあえて限定、芳香な旨みと磯の香りが感じられる逸品。「兵庫県産早摘み焼きのり」は色目が黒々として海苔質がしっかりとした上質な兵庫県の海苔を使用、丁寧に焼き上げ、北海道産真昆布と本醸造醤油を使用した特製タレで味付けしている。
大阪・関西万博のコラボ商品も
今年開催される大阪・関西万博ではコラボ商品「バリバリ職人 大阪ソース味」を9月30日までの期間限定で、(株)丸挑とコラボし、おにぎり屋「のり結び」を出店する予定。
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