大和ハウス工業は海外事業の成長加速【企業観察】

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新中計で売上高2.2倍強目指す

大和ハウス工業(1925)は新中期経営計画をスタートした。前中計ではコロナ禍に対応した商品展開や経営基盤再整備により過去最高の売上高、営業利益を達成したが、今回は海外事業の成長を加速することで事業規模を拡大、最終年度の26年度に売上高で前期実績比24%アップの5兆5000億円、営業利益は30%アップの5000億円を目指す。
海外事業は特に米国戸建住宅がミレニアル世代と呼ばれる働き盛りの旺盛な消費を捉え成長軌道を確かにしており、前年度も全社収益を牽引した。さらに、東部地域を中心にM&Aにより事業エリアを拡大、「商業施設やホテル、データセンター開発も視野に入れている」(会社側)。中国ではマンション開発を拡大、豪州はシドニーを中心に他主要都市への展開を開始、ASEANNでは事業施設など大型開発を推進、欧州はモジュラー建築で市場を開拓する方針で、26年度に前期実績比2.2倍強の売上高1兆円を目指している。
金利上昇に対しては営業キャッシュフローをベースにした効率的な資金配分、資材価格高騰へは1兆円スケールのグループ集中購買により原価を10%抑制する構え。

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