クリスマスで海外の動き鈍る?【記者の視点】

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ワクチン普及による経済活動正常化の期待が下支え

12月第3週の東京市場は引き続き2万6800円~2万6600円でのもみ合いとなった。国内外とも新型コロナウイルスの感染拡大が続いているが、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンに続いて米FDA諮問委員会はモデルナの新型コロナワクチンの緊急使用を支持。日本でもファイザーがワクチンを厚生労働省に承認申請することが伝えられ、ワクチン普及による経済活動正常化の期待が下支えした。

週明けは堅調な動き?

米国では与野党で難航していた追加景気刺激策をめぐる協議が9000億ドル(約93兆円)規模で合意に近づいていることが伝えられ、18日には主要3指数揃って終値ベースで最高値を更新した。18日には民主党下院のペロシ議長が日中予定されていた会見を延期したことでダウは一時273.83ドル安まで下げ幅を拡げていたが、その後は戻す動きとなり124.32ドル安で引けていた。ナイトセッションの225先物も2万6650円で引けていたが、CMEはその後戻すとなり2万6860円で引けている。FRBの緊急融資プログラムへの財務省からの資金調達に関する方針で妥結すれば追加景気刺激策が合意になる可能性が髙く、週明けは堅調な動きが予想される。

21日にテスラがS&500に新規組入れ

コロナワクチンへの期待と追加経済対策合意のシナリオが崩れない限り今週も底堅い推移が予想される。
今週は21日にテスラがS&500に新規組入れとなる。これが通過すれば25日のクリスマスへ向けて海外投資家は休暇に入ることから出来高減少が主力銘柄の動きにどう影響するか注視したい。

テーマ物色は継続

個別では17日に一時1ドル102円86銭まで円高が進んだこともあり、東京エレクトロン(8035)や信越化学(4063)など電子部品の一角が調整となったが、その一方で、燃料電池車などで先行するトヨタ自動車(7203)やゲームの任天堂(7974)やソニー(6758)、カプコン(9697)が高値を更新しており、環境対応車や巣篭りのゲーム関連が強い動きを続けている。今週も12銘柄のIPOが控えており、短期資金はIPOに向かいそうだが、テーマに乗る銘柄の主力株物色は続きそうだ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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