感染拡大でも強い【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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先物主導でも上値を追いやすい

東京都の感染者数2000人超えを受けて、後場は伸び悩んだものの、日経平均、TOPIXともに高値を更新した。昨日は民主党が上下院で実質過半数を握ることによる増税への懸念が重石となっていたが、6日のニューヨーク市場はバイデン政権が政策を進めやすくなるとして、ダウを買い上がる動きとなった。国内では明日は225オプションSQを控えるがロールオーバーは進んでおり、先物主導でも上値を追いやすくなっている。

この日の主役は金融株

この日の主役は金融株。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ<8316>のメガバンクが大商いで続伸したほか、第一生命ホールディングスも大幅に続伸、証券では野村HDなど軒並みにぎわった。10年債利回りは昨年3月以来の1%台に上昇しており、利ザヤ拡大による収益改善を期待した買いが広がった。

個人投資家にはやり難い相場

この他では日立造船やレノバなど、バイデン氏が公約にかがげるクリーンエネ関連が活況だ。一方、資生堂やコーセーなどの化粧品や外食の動きは弱く、強いバリュー銘柄がより買われる動き。低位株選好の個人投資家にはやり難い相場ともいえる。

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