警戒感を持ちながらも流れに乗る【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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売りが出ない

この日で4日続伸となり、日経平均は1990年8月8日以来およそ30年5カ月ぶりの高値となった。米国での大規模な追加経済対策などが買い材料で、高値警戒感はあるものの、売りが出ないとなると上値追いの展開となった。

ダブルインバースが再度下落

懸念材料とされていた米10年債利回りの上昇が一服したうえ、ビットコイン価格は3万4000円台まで下落しているものの、原油価格の上昇も支援材料。ETFでは底値もみ合いとなっていたダブルインバースが再度下落しており、日経平均が下がると見て仕込んでいた投資家の投げも指数の上昇を牽引したのかも知れない。

安川電機好決算も支援

個別では安川電機が21年2月期通期の連結業績予想を上方修正したことを受けて、昨年来高値を更新したこともマーケット全般に好印象を与えた。中国のニューインフラ関連需要や半導体・電子部品市場が好調に推移したことで、ACサーボ・コントローラが想定より強い回復がみられ、ロボットも中国を中心とした自動車市場の回復や自動化ニーズの拡大を背景に回復基調を強めている。半導体関連株が値を上げたのも安川電機の内容が少なからず影響しており、1月下旬から本格化する第3四半期発表への期待も高まる。
現状、過熱感は否めないが、警戒感を持ちながらも流れに乗るしかないかもしれない。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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