突っ込み場面は買い目線【記者の視点】

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7月第2週は波乱の動き

7月第2週は日経平均で一時2万7400円台まで急落する場面があり波乱の動きになった。国内では8日と9日がETFの分配基準日になっていたため、分配金捻出のための売りが先物、現物合わせて約8000億円出ると予想されていたことから薄商いの中で仕掛け的な売りが入ってくることが懸念されていた。そのような中で8日のニューヨーク市場で欧米市場が急落、ダウでは500ドルを超える下げ幅となったことで、連動して暴落していたナイトセッションの225先物の動きに追随する形で9日の東京市場は大幅安でのスタートとなっていた。

週明けの東京市場は大幅高でのスタート

世界的な新型コロナウイルスのデルタ株の流行懸念が高まり、米国では8日発表の新規失業保険申請件数が市場予想を上回って推移したことで景気回復ペースの鈍化懸念も売りを増長させる動きになった。ただ、NY市場についてはナスダックとS&Pが最高値を更新ていた現状を考慮すれば、高値警戒感から利益確定売りが出やすい状況だったといえ、過度に悲観することはないだろう。週末のニューヨーク市場では3指数ともに大幅な上昇となり、225先物のナイトセッションでは2万8510円まで急上昇となり、週明けの東京市場は大幅高でのスタートとなりそうだ。

秋の衆院選を見据える

国内では東京都での4度目の緊急事態宣言と五輪の無観客が売り要因とされていたが、これら悪材料もおおよそ想定されていたこと。9日の後場からは日銀によるETF買い観測もあり急速に戻す動きになっているが、ここからは秋の衆院選を見据えて、与党の自公政権が無策のままでいることは考え難く、先物での仕掛けで崩れる場面があれば買い目線で果敢に挑戦してもよさそうだ。

半導体関連の主力を見直す

個別では日本電解(5759)やステムセル研究所(7096)など直近公開銘柄が強い動きだったが、さすがに上値が重くなってきた。9日にプラス引けなったレーザーテック(6920)の動きから半導体関連の主力を見直してもよさそうだ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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