日立製作所(6501)が大幅続伸。5日付け日本経済新聞が「グループの工具事業と半導体製造装置事業を売却することで調整に入った」と報じたことが材料視された。主要グループ会社の日立工機(6581)のほか、日立国際電気(6756)の一部事業が対象で、売却総額は1000億円超になる見通し。世界景気の先行きが不透明ななか一段と選択と集中を進め、収益力の引き上げを加速すると伝えており、グループ経営の合理・効率化策としてポジティブに捉えられた。
日立工機は17年前半までの売却完了を目指して入札手続きに入っており、米投資ファンドなどが取得に意欲を示しているとしていることから、値上がり上位に買われている。
証券市場新聞