新総裁決定待ち【記者の視点】

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値の荒い動き

9月第4週の東京市場は、敬老の日の祝日となる22日にニューヨーク市場が急落したことを受けてCMEの225先物に追随するかたちで大幅に下落、22日には日経平均で2万9573円88銭まで売られる場面があったが、週末の24日には3万200円台まで大きく戻す値の荒い動きになった。中国の不動産大手・恒大集団の利払い日を控えてデフォルト懸念のリスクが欧米市場市場でも健在化していたが、元建て債の利払いが行われると伝えられると、買い戻しの動きなった。

改めて相場の強さを確認

恒大集団については「第2のリーマンショック」と報じるメディアもあったが、リーマンショックと比較するのはナンセンスと指摘する専門家が多かった。米国ではFOMC、国内では日銀会合も控えていたことから、特に日本のマーケットでは急騰後の利益確定売りの材料にされたに過ぎなかったようだ。週末に3万円台まで戻したことで、改めて相場の強さを確認した形になった。

値固めから次なる上昇のタイミング待ち

今週は29日に自民党総裁選挙の投開票を迎える。現状では党員票で河野氏優位、議員票で岸田氏優位で高市市が猛追と伝えられているが、予測は困難。どの候補者が次期総裁になろうと、新総裁決定後は国会での首班指名選挙を経て組閣に移行することから、組閣人事をへてその先は新政権での具体的な経済対策に関心が移行しよう。海外では中国が国慶節で1日から7日までが休日となり、恒大集団の動向も休日明けまでは大きな動きは無い。日経平均では3万円台での値固めから次なる上昇のタイミング待ちだろう。

緊急事態宣言の解除なるか?

FOMCが通過したこともあり、関心は緊急事態宣言の解除を含めて国内の動向に関心が集まろう。緊急事態宣言の解除が現実化すればテーマパークではオリエンタルランド(4661)、三越伊勢丹ホールディングス(3099)などの内需系の更なる見直しに期待したい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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