住商の下げきつい、ニッケル開発プロジェクト減損損失計上で今3月期業績予想未定に

企業|企業速報 証券市場新聞

住友商事(8053)の下げがきつい。前日比103.5円安の1088.5円まで売り込まれ、約1年ぶりに昨年来安値を更新した。13日取引終了後、マダガスカル共和国で進めるニッケル開発プロジェクトで減損損失を計上、今2016年3月期業績予想を未定としたことが嫌気された。足元のニッケル価格下落を踏まえ、プロジェクト会社が保有する固定資産の簿価を全額回収することは困難と判断、今3月期に770億円の減損損失を計上することから、業績予想を未定とした。従来は連結純利益2300億円(前期731億7000万円の損失)と黒字を見込んでいた。
資源価格の大幅な下落は大手商社の収益を直撃しており、前期に続いて同社が多額の減損処理を行うことから、ほか商社にも損失懸念が広がった。

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