指数的には手掛かり難【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞

 

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週末は2万8870円まで上昇

12月第4週の東京市場は週初の20日は日経平均で2万8000円を割り込む場面があったが、その後はニューヨーク市場の反転とともに出直る動きとなり、週末の24日は小動きに終始するも2万8870円まで上昇する場面があった。

ハイテクが強い動き

20日は中国人民銀行が最優遇貸出金利を11月までの3.85%から0.05%引き下げを発表したことで、消費の停滞懸念から日本を含むアジア市場が売られていたが、その翌日は上海、香港とも下げ止まる動き。英アストラゼネカと米ノババックスが新型コロナワクチンについて、オミクロン株にも有効とのデータを公表、FDAは、米メルクの新型コロナ経口治療薬「モルヌピ ラビル」について、重症化リスクの高い成人に対する使用を許可するなど、オミクロン対策が急速に進んできたことも安心感に繋がり、23日まででニューヨーク市場は3日続伸となっていた。週末はクリスマス休暇で海外勢の動きの鈍さから閑散小動きながら主力銘柄ではレーザーテック(6920)と東京エレクトロン(8035)が高値を更新するなどハイテクが強い動きとなっていた。

大納会の翌日31日は中国PMI

今週は30日に大納会を迎えるが、国内外ともにそれまでに大きなイベントがないことから、手掛かり材料難から方向感に乏しい動きとなろう。大納会の翌日31日は中国製造業PMIと非製造業PMIの発表が控えており、中国リスクを考慮するなら、そにの前に手仕舞い売りがでるかも知れない。

年末ラストのIPOは人気化する傾向

IPOは24日の7社同時上場が通過し、27日のセキュア(4264)とアジアクエスト(4261)、29日のInstitution for a Global Society(4265)でラストとなる。24日はGreen Earth Institute(9212)が公開価格と同値の初値形成にストップ高まで買われた。例年、年末ラストのIPOは人気化する傾向が高いだけに、初値次第ではセカンダリーで積極的にトライしても良さそうだ。

 

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