サッポロドラッグが値下がりトップ、公募増資発表で希薄化懸念

サッポロドラッグストアー(2786)が前日比504円安の2891円まで下げ幅を広げ、東証1部値下がり率トップとなっている。好業績観測が強く、株価は8月下旬から大きく水準を切り上げ、7日に年初来高値3415円をつけたが、同日引け後に公募増資を発表たことから、株式価値の希薄化を懸念した売りに、一転、マドを空けての急落となった。

増資は65万株の公募と上限9万7500株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施。公募による調達資金は最大で21億3400万円超となり、インバウンド向け店舗(免税店舗)など新規出店に充当する。今回の増資による希薄化率は18%を上回り、需給悪化も警戒されたようだ。

なお、同時に発表した今16年2月期の第3四半期決算は連結営業利益7億4200万円(前年同期比43・9%増)と大幅増益を達成、通期は10億3000万円(前期比46・0%増)と前回予想を据え置いている。

Pocket

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次