FOMC通過まで我慢【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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ダウは6日続落

1月第3週の株式市場は3月にFRBが大幅な利上げを行うとの観測が浮上するなかで、19日に長期金利が一時1.90%と20年1月以来の水準にまで上昇。発表された各種経済指標が市場予想を下回るなかで、「景気の後退」と「インフレ(物価の上昇)」が同時に進行するスタグフレーションへの懸念が高まり、ニューヨーク市場ではダウが21日時点で6日続落という波乱の動きとなった。

週明けも値の荒い動きへ

20日は一時ダウは460ドルの上げ幅になっていたが、大引けに向けて下げ幅を拡げて313ドル安で引けていたように、不安感から戻り売り圧力が強い。日経平均もNY市場の動きに連動する形で値の荒い動きになっており、21日は一時、2万7129円まで急落していた。その後、2万7522円まで急速に戻しているが、その後のナイトセッションで先物では2万7220円まで下げている。25日~26日のFOMCを通過するまでは、値の荒い動きは継続しそうだ。

国内外での有力企業決算内容も注視

FOMCでは3月の利上げ開始と年3回の利上げは規定路線で、パウエル会見で、一連の不安が払拭されるかを注視したい。来週は、25日にマイクロソフト、26日にインテル、27日にアップルウォッチと米国の有力企業が続々と決算発表を迎える。国内でも26日の日本電産(6594)とファナック(6954)を皮切りに3月期企業の第3四半期決算発表がスタートする。ファナックについては全般波乱相場でも21日は続伸で連続陽線で引けている。決算内容と地合いが落ち着けば、本格的な戻りが期待できるかも知れない。

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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