売り方買い戻しから踏み上げへ【記者の視点】

 

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今年1月以来の高値水準

8月第2週の東京市場は、米7月消費者物価(CPI)発表前にリスク回避の売りから日経平均で2万7729円46銭まで下落する場面があったが、週末12日に買戻しの動きから上げ幅を拡げて今年1月以来の高値水準となる2万8500円台の乗せてきた。

9月FOMCは?

CPIは前年同月より8・5%上昇したものの、1981年11月以来の上昇率となった6月の9・1%から鈍化。これに加えて11日に発表された卸売物価指数(PPI)も市場予想を下回る結果となり、インフレのピークアウト観測から9月に実施されるFOMCでは0.75%の利上げが0.5%にとどまるとの期待が高まった。

週明けは続伸でのスタート

これを受けて12日のニューヨーク市場は3連騰となり、ダウで424ドル超、ナスダックとS&Pは2%超の大幅高となり、225先物のナイトセッションは2万8750円で引けている。売り方の買い戻しの動きも急ピッチで週明けの東京市場は続伸でのスタートが予想される。

東エレとソフトバンクGが指数を左右

個別では10日に東京エレクトロン(8035)とソフトバンクグループ(9984)がともに決算悪から大きく下落したが、12日は一転して買戻しの動きで急騰、両銘柄だけで130円程度指数を押し上げ、他の主力銘柄の買いも誘っている。

FOMC議事録を注視

今週は国内では決算発表が一巡し、17日の7月貿易収支や6月機械受注など以外は大きなイベントはない。一方、海外では15日に中国7月小売売上高、7月工業生産、16日に米7月鉱工業生産・設備稼働率、7月住宅着工件数、17日に米小売売上高などの発表があり、米国での経済指標の内容次第では引き続き9月FOMCでの思惑が働くかも知れない。17日のFOMC議事録でタカ派の内容が確認されれば、再度、リスク回避の動きが高まる可能性もあり、過度な楽観は禁物。

好決算銘柄は個別で見直し買い

内閣改造で支持率は向上しなかったが、物価が比較的安定していることや政策期待も買いを誘っているのかも知れない。今週は夏休みで市場参会者が少ないが、好決算銘柄は個別で見直し買いを集める可能性があろう。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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