パウエルショック後の落ち着き処を探る【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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29日は大幅反落のスタート

週明け29日の東京市場は大幅反落のスタートとなり日経平均では225先物のナイトセッションの終値である2万8120円が意識されそうだ。

超タカ派のパウエル議長

注目された3年ぶり対面で開催のジャクソンホール会議(カンザスシティ連銀が開催する経済シンポジウム)での講演でパウエル議長は景気よりもインフレ解消に全力で取り組む方針を打ち出した。物価抑制を確信できるまで高い政策金利を維持する方針を示したことで、景気後退に陥らない軟着陸(ソフトランディング)を期待していた投資家からの悲観売りから26日のニューヨーク市場は3指数揃って大幅下落となりダウでは1000ドルを超える下落幅となった。

日本株の見直し要因は?

225先物のナイトセッションの動きから25日移動平均線(2万8247円処)を割れる可能性は高いが、それを割れると2万8000円我から10日の窓埋め(2万7964円96銭)が意識されるが、朝寄りでの投げ売り一巡後に下値抵抗力が意識されるか注目したい。
景気後退懸念が高まる欧米と異なり日本の景気は底堅い。今週は8月31日に7月商業動態統計/8月消費動向調査が発表される。原料高などによる製品値上げの影響は懸念されるものの、インバウンド消費の回復からも小売業販売額が底堅い内容となれば日本株の見直し要因になる。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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