CPI発表に警戒【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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3連休明けは再び2万7000円割れ

10月第1週の東京市場は、急速に戻す展開になり、日経平均では25日線を上抜き10月6日に2万7399円19銭まで上昇したが、3連休明けは再び2万7000円を割れる波乱の展開になりそうだ。

9月米国雇用統計は高い水準を維持

注目された9月の米国雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比で26万3000人増と、市場予想の27万5000人増ほど増えなかったものの、失業率は3.5%と、市場予想や8月実績の3.7%を下回った。これに加えて平均時給の伸び率も前年同月比5.0%と市場予想の5.1%を下回ったものの、引き続き高い水準を維持した。

ナイトセッションは2万6700円引け

労働需給がなお引き締まっている状況を受けて米長期金利が一時3.9%台に上昇、次回のFOMCでは0.75%の利上げが不可避との見方から7日のダウは630.15ドル安、ナスダックも3.80%の大幅安で、日経平均先物のナイトセッションは2万6700円で引けている。

ポジションを軽く

先週の楽観論が一気に剥離された形だが、今週は12日に米国で生産者物価(PPI)、13日に消費者物価(CPI)が発表される。エネルギー価格下落を受けて伸び率鈍化が予想されてはいるものの、先の雇用統計の内容を見ても楽観は禁物。先月もCPI発表後に急落しており、ポジションを軽くして全般の流れを見極めたい。

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