値動きの良い直近IPOに乗る【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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上値は重いが底堅い動き

11月第3週の東京市場は2週目の10月CPIの内容を受けてのニューヨーク市場急騰後とあって利益確定売りで上値は重いが、日経平均では2万8000円を大きく割らずに推移し、底堅い動きになった。

地政学リスクの高まりも限定的

週央にはウクライナの隣国でNATOに加盟するポーランドにミサイルが着弾したことで、地政学リスクが意識される場面もあったが、アメリカのバイデン大統領が即座にロシアからの発射の可能性が低いことをコメントしたことで、地政学リスクの高まりも限定的だった。

週明けも小幅高のスタート

週末の18日についてはニューヨーク市場は石油株や一部のハイテク株売りを受けて下げる場面もあったが、カジュアル衣料チェーンのギャップや半導体製造装置のアプライドマテリアルズ(AMAT)の市場予想を上回る決算を受けてダウで199.37ドル高と上昇して引けている。日経平均先物のナイトセッションでは90円高の2万7970円で引けており、週明けも小幅高のスタートから2万8000円前後での動きが予想される。

ブラックフライデーを皮切りに年末商戦

今週は23日に11月2~2日に開催されたFOMC議事録が公開される。既にマーケットは利上げペース鈍化を織り込んでおり、今回の議事録公表で金利見通しがどう変化するか注目される。
25日の米国でのブラックフライデーを皮切りに年末商戦がスタート、過去のアノマリーからも消費盛り上がりから年末の株価パフォーマンスは良好であることから、もみ合い放れから上値を追う動きに期待したい。

12月は20銘柄のIPOラッシュ

個別では今年IPOの銘柄を中心にグロース銘柄の上昇が目立った。マイクロ波化学(9227)やオキサイド(6521)、グローバルセキュリティエキスパート(4417)など。12月は20銘柄のIPOラッシュが控えており、その前哨戦として値動きの良い直近IPOに乗っても良さそうだ。

 

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