カネカは値下がり率トップ、3Q16%営業減益で通期計画未達を警戒

企業|企業速報 証券市場新聞

カネカ(4118)が急反落、午後12時50分現在、東証全市場で値下がり率トップとなっている。

8日取引終了後に発表した17年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算で、営業利益245億7000万円(同16.3%減)と2ケタ超の減益で着地したことで、通期計画未達成を警戒した売りがかさんだ。塩化ビニール樹脂は円高と原料価格下落の影響で減少、スマホ向けフィルムやシートが低迷したほか、合成繊維も大幅な減益になった。通期は営業利益385億円(同0.7%増)と従来予想を据え置いたが、3Qの進捗率が63.8%に過ぎない。

 

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