荒川化学は貴金属リサイクル視野にガルデリア社と提携

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市場開拓進めば設備を設けて参入

荒川化学工業(4968)は松や微細藻類などバイオマス素材による用途開発で新規事業創出に取り組んでおり、微細藻の薬理作用に着目した開発を進めるSoPros社に続いて、温泉に生息する微細藻類Galdieria(ガルディエリア)を研究開発するガルデリア社と資本業務提携した。
ガルディエリアは効率の良い培養能力、高温・高酸性など極限環境下でも生育可能で、細胞表面に貴金属を選択的に吸着する能力を持つことから、貴金属リサイクルの革新的技術として期待されている。都市鉱山や工場廃液からの金やパラジウムなどの回収について、イオン交換樹脂で回収したあともさらに回収が可能になるなど回収率が飛躍的に高まる。ガルデリア社はNEDOの助成を受け、月産4トンの貴金属回収剤生産設備の稼働を目指しているが、潜在需要は膨大で「市場開拓が進めば当社も設備を設けて参入する」(会社側)構え。
一方、SoPros社はすでにフリーズドライ製品をECで発売、サプリメントなども商品化する予定で、当面はSoPros社と連携しながら医療、食品、コスメ分野などへ開発を進める。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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