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紙包装材の普及を後押し
ハリマ化成グループ(4410)は耐水・耐油性、耐熱性、防湿性併せ持つ紙素材用水系バリアコート剤を開発した。松から得られるロジンをベースとしたバイオマス由来成分を最大で約85%含み、環境性と高い性能を両立、水系素材は溶剤を使わないことから、製造時の作業環境や人体への負担も低減でき、エコロジーな紙素材用バリアコート剤として需要を喚起していく。
プラスチックゴミ問題への対策としてもニーズが強まる
食品包装や容器を中心にした脱プラスチックの動きを受けて、代替となる紙製品市場が拡大するなか、バリアコート剤は環境意識の高い欧州や北米を中心にプラスチックラミネート代替として採用が広がっている。紙に塗工することでバリア性を付加、ラミネート処理が不要で包装材料のリサイクル性を高め、包装材料が約7割を占めるプラスチックゴミ問題への対策としてもニーズが強まっている、
新製品は食品包装材への適用に向けてより高い安全性が求められる「間接食品添加物」として、米国FDA、ドイツBfr、スイス条例、EUプラスチック規則、国内のPL制度など、各国の法規制に対応、サステナブルな紙包装材の普及を後押しするとしている。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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