富士フイルムが急反落し1カ月半ぶり安値、オーストラリアでも会計不備と報じられる

企業|企業速報 証券市場新聞

富士フイルムホールディングス<4901>が急反落、約1カ月半ぶりに年初来安値を更新した。9日付の日本経済新聞が「傘下の富士ゼロックスのニュージーランド子会社で発覚した会計問題を巡り、オーストラリアでも会計処理の不備がみつかったことがわかった」と報じたこを嫌気された。4月中旬時点で累計220億円と見込んでいた損失額は膨らむ可能性がある。富士フイルムグループ全体のガバナンス(企業統治)の不備を問う声が強まりそうだと伝えている。

会社側はこの日9時40分、延期していた17年3月期の連結決算を12日に開示すると発表した。会計処理の妥当性を調査していた第三者委員会の報告書を受領する見込みとなったことから決算を開示することになったとしている。

 

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