日本カーボン<5302>が急伸、株式併合を考慮した上々来高値を更新した。4日引け後に発表した17年12月期第2四半期の連結決算が計画を上回り、通期予想を上方修正したことで、一気に買い気が盛り上がった。売上高を260億円から267億円(前期比2.7%増)、営業利益を10億円から13億円(前期は6億6300万円の赤字)へ。人造黒鉛電極の販売価格が上昇、ファインカーボンは太陽電池関連や半導体関連向けに好調で、原材料のニードルコークスの価格動向などを踏まえ、通期予想を見直した。第3四半期以降の想定為替レートは1ドル=110円としている。
なお、第2四半期(1~6月)算は、売上高119億7200万円(前年同期比7.0%増)、営業利益4億6700万円(同2.6倍)で着地した。
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