カプコンが急伸で高値、第2四半期2.9倍営業増益、通期上ブレに期待

企業|企業速報 証券市場新聞

カプコン<9697>が急伸、年初来高値を更新した。6日の取引終了後に18年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結決算を発表、売上高は337億2900万円(前年同期比17.6%増)、営業利益は50億100万円(同2.9倍)、純利益は34億8100万円(同8.6倍)と大幅な増益を達成したことが好感された。大阪取引所での決算発表の席上、野村 謙吉取締役専務執行役員 最高財務責任者(CFO)は「『ウルトラストリートファイターⅡ』と『モンスターハンターダブルクロス』のスイッチ用が計画超の好調」とし、プレイステーション4(PS4)向けなどに9月21日発売した「マーベル VS. カプコン:インフィニット」も10日間で90万本を販売している。

通期は売上高930億円(前期比6.7%増)、営業利益145億円(同6.2%増)、純利益95億円(同7.0%増)と従来予想を据え置いているが、来年1月にはPS4向けの「モンスターハンターワールド」の発売も控えており、通期上ブレが期待される。

 

 

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