熊谷組<1861>が続急落、約1カ月ぶりに年初来安値を更新した。9日取引終了後、用住友林業<1911>と土木・建築分野へ木材を有効活用することで資本・業務提携すると発表。住友林業は同社が発行する第三者割当による新株式と自己株式の処分により、熊谷組の普通株式936万1200株を取得する予定で、希薄化を嫌気した売りがかさんだ。増資後の発行済株式総数に対する住友林業の所有割合20.0%となる。
同時に発表した18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、完成工事総利益率の低下で、営業利益88億7300万円(前年同期比16.6%減)と2ケタ超の減益で着地したことも買いを手控えさせた。
証券市場新聞 https://marketpress.jp/