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家庭用ゲームソフトの開発・制作請負で専業最大手

 トーセ(4728)は家庭用ゲームソフトの開発・制作請負で専業最大手を誇る。プレイステーション4(PS4)向けに加えて「Nintendo Switch」向の開発受託やスマートフォン向けアプリ開発のニーズも増加している。

17年8月期は大幅な増益

 10月10日に発表した前17年8月期決算は売上高で47億500万円(前の期比3.5%減)、営業利益で3億700万円(同18.6%増)、純利益で2億900万円(同2.3倍)と大幅な増益を達成した。スマートフォン向けゲームの開発依頼が増加したことで、モバイルコンテンツ関連の売上高が大幅に伸長したものの、前の期に比べて「プレイステーション4」向けを中心に家庭用ゲームソフトの大型タイトルの開発完了が少なかったことなどが減収に影響。その一方で円安の進行により同社が保有・運用する外貨建資産の運用益や為替差益を想定以上に計上したことが大幅な増益に貢献している。

新ハードに対する技術力を強化

 続く18年8月期は売上高で56億5400万円(前期比20.2%増)、営業利益で5億1000万円(同65.7%増)、純利益で3億800万円(同47.1%増)と大幅な増収増益を見込んでいる。試作を含め「Nintendo Switch」向けの開発案件の依頼や引き合いが増加傾向となっており、新ハードに対する技術力を強化していく。また、17年8月期に開発を完了した大型のスマートフォン向けゲームについては、今後顧客による本格的なプロモーション活動の実施を通じて、ユーザー数を伸ばし、課金売上を増大させるための大事な時期を迎えることになることから、このプロモーション活動に連動した運営業務を着実に遂行していく。加えて、強みである技術力・開発力を活かした企画・提案力の向上に努めるとともに、DevOps(開発・運用が一体となったソフトウェア開発体制)も強化する方針。

2000円トビ台は買い場

 株価は好決算と大型のスマートフォン向けゲームの開発に対する評価から11月6日に3830円の上場来高値を更新した。その後は急ピッチな上昇による反動や利益確定売りで2000円トビ台まで調整している。時価は9月6日に付けた安値1935円以来の水準であることから、中長期視野に立てば絶好の買い場になりそうだ。




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